HAPPY!!
ももこと私は雪合戦をしていた。

ももこが、木内の顔に雪を投げつけた。

「木内―!」

「ん?」


ボスッと雪がぶつかった音がして、木内の奇声が上がる。


「いってー!!何するんだよ!?」

「え?あたしじゃない!」


ももこはさっさと逃げてて、私が棒立ちになっている。

しかも運の悪い事に雪玉1個作ってた。

バスッ!

「いった~い!!木内、死ね!!」

それが発端で雪合戦開始。

途中で私のよけた球が樹に当たる。

「いて!!何すんだよ、大西!!」

ボスッ!

「いって~!!バカ樹、木内だよ!」

バスッ。


「何してるの、楽しそう~♪入れて~♪」


ももこがさっきまでのことをすっかり忘れて走ってきた。


「あんたのせいで始まった雪合戦なんだけど!!」


あたしが切れると、


「あは。」


と全く反省の色を見せないので、


「あは。じゃねー!!」


とつい木内とハモってしまい、気まずい空気を出してしまって、慌ててリフトに乗りに滑った。



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