HAPPY!!
「Mは知らないんだよね・・・・・。」


「マジで!?Mなのに?普通知っとけよ。」


あたしは水野のイニシャルをとってあだ名がMだったりする。

決してあたしはMじゃない。


「うん、何するわけ?」

「だからー、その・・・・・・。なあ、ともっちょ」

「あたしに振らないでよ、困るし」

「このさいだから、覚えときな」


木内がキメ台詞のように言うけれど、結局しり込みして、


「勇気あるね。言うんだ」

「和田ちゃん、頼むよ」


なんて擦り合いするもんだから、あたしは呆れて溜め息をついた。


「お前が言え」

「あのね、少しは勉強しなさい」


木内にまで溜め息をつかれて、なんだかむかついた。


「毎日勉強はしてます!そうでもなきゃオール5なんてとれません!」


そう、あたしは成績だけは優秀なのだ。


「お前さ、精神年齢3歳じゃないの?」

「さ・・・・・・、さっ、さっ、3歳ぃぃぃ!?○×△□☆!?」


あまりにもショックで呂律が回らない。


「あー、バカ。Mが壊れた。」

「ほっとこう。」



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