HAPPY!!
木内とともっちょと話していると、元部活メイトの千代ちゃんが現れた。
「あたし部活あるから。シューズ取りに来ただけだし。バイバイ。」
「バイバーイ。頑張ってねー。」
あの子も、あたしをいじめてきた一人だけど、今は大分打ち解けた。
「バイビー。」
「あれ、お前バレー部の部長じゃなかったっけ?」
それは言ってくれるな、と思ったけれど、
「やめたの。」
ね、とともっちょと顔を見合わせていると、
「だからさー、サッカー部入ればいいじゃん。」
なんて木内が言ってきた。
木内はサッカー部の部長なのだ。
「なんでそうなるの?」
「マネージャーになってよ。今マネジ募集中。」
「考えとくわ。」
「ところで、このメンツ、どういう集まりなわけ?」
ともっちょが言うから、
「え?」
「美化委員2人と、」
「+友達一名みたいな。」
と声を揃えて言う。
「エロ話するメンツじゃないよね?」
「まあねぇ」
いつエロ話したっけ。
「だってよ、コイツ精神年齢3歳だぞ。」
「あはは☆」
「もはや開き直ってるし。」
「バカ万歳☆」
もはや頭のねじが吹っ飛んだ。
「コイツいつもこんなテンションなの?」
「ううん。精神年齢3歳って言われた時から頭のネジ外れた」
「えへ☆」
「コイツ、もはや頭おかしい」
「それはあたしも同感」
ふたりにそう言われて、あたしは笑っているしかなかった。