HAPPY!!
屋上で。
「正直オレは、牧野の事好きじゃないんだ」
と、木内が零す。
「なんで?かわいいじゃん」
牧野さんは学年で一番の美人なのに。
「いくら顔がかわいくても、オレの好みの顔じゃない」
「ワッガママー!」
なんだそれ、結局男ってやつはみんな顔なのか。
「うるせ。オレが好きなヤツは、かわいいって言われるタイプではない。」
「は?」
顔じゃないの?
「オレの好きなヤツは、クールで、意地っ張りで、それでいて本当は困ってる人を見るとほっとけない、いいヤツなんだ。」
誰、それ。
「そんな子いた?」
「いるよ。オレの目の前に」
「え!?」
「お前が好きだ。正直、始めは好きじゃなかった。だけど、何があっても一生懸命努力して、前進しようとするお前の姿を見ててさ、好きになっちまったんだよ。それから、お前、友達のこと庇い過ぎだしよ、いっつもイジメられてんじゃん?守ってやりたくなってな。苛められてるももこの事、1人で一生懸命守って闘ってたお前を見て、お前のそばで支えてやりたいって。本気で、思うようになったんだ。初めて、そんな気持ちになったんだよ。」
「・・・・・・・・・」
なに、それ、そんな冗談、信じられない。
「オレと付き合えよ」
「うん」
それなのに、あたしの口からは、素直にそれを受け入れる言葉が出たのだった。
「正直オレは、牧野の事好きじゃないんだ」
と、木内が零す。
「なんで?かわいいじゃん」
牧野さんは学年で一番の美人なのに。
「いくら顔がかわいくても、オレの好みの顔じゃない」
「ワッガママー!」
なんだそれ、結局男ってやつはみんな顔なのか。
「うるせ。オレが好きなヤツは、かわいいって言われるタイプではない。」
「は?」
顔じゃないの?
「オレの好きなヤツは、クールで、意地っ張りで、それでいて本当は困ってる人を見るとほっとけない、いいヤツなんだ。」
誰、それ。
「そんな子いた?」
「いるよ。オレの目の前に」
「え!?」
「お前が好きだ。正直、始めは好きじゃなかった。だけど、何があっても一生懸命努力して、前進しようとするお前の姿を見ててさ、好きになっちまったんだよ。それから、お前、友達のこと庇い過ぎだしよ、いっつもイジメられてんじゃん?守ってやりたくなってな。苛められてるももこの事、1人で一生懸命守って闘ってたお前を見て、お前のそばで支えてやりたいって。本気で、思うようになったんだ。初めて、そんな気持ちになったんだよ。」
「・・・・・・・・・」
なに、それ、そんな冗談、信じられない。
「オレと付き合えよ」
「うん」
それなのに、あたしの口からは、素直にそれを受け入れる言葉が出たのだった。