元クラスメート~悲しみの先には~
私が、外を眺めていると黒いワゴン車が駐車場に止まった。


中から神谷が降りてきた。


ちょっと長めの前髪を、うっとうしそうにかきあげていた。


そんなちょっとした仕草さえ絵になっている。



たまたま通りかかった女性も見とれていた。



でもそんな視線も神谷は全く気にしない。


神谷にとっては日常茶飯事なんだろう。


全くイヤミな奴だ……


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