「いいわけ」
だから



「ずっと不安だった。抱いてくれない事が。無理言って関係作ってもらったから、名前だけの彼女であたしの事好きじゃないのかもっと思ってた」





素直に本心を言えた。
今だマグカップを見つめ、顔を上げないあたしの頬をユウヤの両手が包みこみ、はんば無理矢理顔を上げさせられ




「なに泣いてんだ」




あたしの目に、優しい笑みを浮かべるユウヤが写った。
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