「いいわけ」
`して´って言ったのはユウヤなのに、ゆっくり顔を近づけて行くあたしに`早く´と言わんばかりに、ユウヤは唇を押し付けてきた。





驚きと緊張を掻き消すのは、計り知れない幸福感。





優しいキスから深いキスへ…徐々に加速していき、ゆっくり押し倒されたあたしの上には、愛しい人。覆いかぶさってくるユウヤの口から





「長かった…」





嬉しそうな声が漏れた。
< 350 / 393 >

この作品をシェア

pagetop