チョコレート
先生は、並べぇ!と言ったあと、
どこかに行ってしまった。
すると、いきなり、
廊下がざわめき始めた。
[ちょっとあんたっ!]
さっきの子が、話かけてきた。
[あんた。優依の何?]
[友達。]
[ちょっと可愛いからって
優依に付きまとうの
やめてくんない?]
[何、ひがみ?]
彼女は、あたしを睨みつける。
あたしも、思わず、言い返してしまった。
[咲夜は、
俺の彼女だから!
いじめたら、どうなるか、分かってるよなぁ?]
えっ・・・・・・・・・
あたし。
優依くんの、彼女じゃないんですけど・・・。