チョコレート


あたしは、それを伝えた。

[だよなぁ、
まぁ、良いべっ!]


[ごめんね。]


[じゃぁなっ]


優依くんは、一瞬だけ、

切ない顔をした。


だけど、すぐに、
笑顔になった。


そして、重い扉を開き


優依くんの、姿が
見えなくなった。
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