恐怖話

恐怖体験

これは、僕が小学5年生の時の話です。
僕は体験学習の一環で自然の家に行きました。
そこは○×県○○島少年自然の家。
着いた途端僕は酷い悪寒に見舞われました。
(少しばかり霊感が強いので)
それに誰かに見られている様な気もしました。
しかし、気のせいだろうと思いその場は気を紛らわしました。
その時以外は特に変わった事も無くやっぱり気のせいだと思っていました。
しかし、それは夜に起こりました。
その日の夜はキャンプファイアーをする予定でした。
夜は晴れ雲ひとつ無い綺麗な星空でした。
沢山出し物も有って楽しかったハズ...
しかし僕は信じられない程の吐き気と頭痛に気を紛らわすのがやっとでした。
そこで僕は見てしまったんです...
自分の足元の砂が徐々に人の顔に成っていくのを…
こんな状態だったので見間違いだと思い足元の砂を足で散らしたんです。
しかし砂は再び人の顔の形に戻るんです。
僕はイヤになりその場を離れ友達の輪の中に隠れました。
そうして友達に話を聞いてもらい少し気を紛らわしながらキャンプファイアーを終えました。
そして部屋に戻る事になりました。
でもそれだけで恐怖は終わりじゃありませんでした。
部屋に戻る途中、僕は見てしまったんです。
白いワンピースを着た女の子を…
その子はテラスの外側にいました。
いわゆる何も無い場所に立っていた。
そうして僕に手招きするんです。
顔は始めは無表情でしたが次第に口元は笑っていきました。
怖くなって部屋に戻り、友達に話を聞いて貰いました。
さすがに嘘っぽかったのか誰も聞いてくれなかったんです。
僕は一人モヤモヤを胸に抱え眠りに着きました。
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