月影の剣
影切り
月影清掃関東支部からの帰り道、携帯にメールが届いた。
新しい"影"が、データベースに登録されたという通知メールだった。
月影清掃のWebサイトにメールアドレスを登録しておくと、データが更新されるたびにメールが届く仕組みだ。
ルシが、手元を覗き込んでくる。
「なんだ、それ。最近、人間が皆それを見て、何かやってるよな」
「ルシは携帯、知らないのですか?便利ですよ。」
携帯の説明をする。
「ふーん、人間て色々なもの考えるよな…。それより俺様は、また腹が減ったぞ。何か食わせろ。」
「ダメです。これから行く所が有ります」
先程届いた情報を確認した所、場所もレベルも手頃な"影"の情報が新たに登録されていたのだ。
ルシのせいで、思わぬ出費があった事だし、貯えは充分有るけど多いに越した事はない。
「またどっか行くのか?俺、人型になってもいいか?この格好、便利だけどイマイチ決まらないんだよな」
「交通費がかかるし、なにより真っ裸の男を連れ歩いて、警察のお世話になるのはゴメンこうむります。」
「服着ればいいのか?」
新しい"影"が、データベースに登録されたという通知メールだった。
月影清掃のWebサイトにメールアドレスを登録しておくと、データが更新されるたびにメールが届く仕組みだ。
ルシが、手元を覗き込んでくる。
「なんだ、それ。最近、人間が皆それを見て、何かやってるよな」
「ルシは携帯、知らないのですか?便利ですよ。」
携帯の説明をする。
「ふーん、人間て色々なもの考えるよな…。それより俺様は、また腹が減ったぞ。何か食わせろ。」
「ダメです。これから行く所が有ります」
先程届いた情報を確認した所、場所もレベルも手頃な"影"の情報が新たに登録されていたのだ。
ルシのせいで、思わぬ出費があった事だし、貯えは充分有るけど多いに越した事はない。
「またどっか行くのか?俺、人型になってもいいか?この格好、便利だけどイマイチ決まらないんだよな」
「交通費がかかるし、なにより真っ裸の男を連れ歩いて、警察のお世話になるのはゴメンこうむります。」
「服着ればいいのか?」