【完】恋愛間違い注意報


「本当に…びっくり」



「ああ…俺、泣きたい。智沙があー智沙が…お兄さんから離れていくうー」


真理も驚いてはいたけど、笑顔だったし、お兄は相変わらず気持ち悪いけど、何か嬉しそう。






「あ、此処で皆さんに発表があります」


葵の言葉で現実に戻された。
もしや…もしや?
葵を見つめたら、ニコッてされて、ああ…言っちゃうんだなあーなんて。







「まず、真理さん晃さん…智沙を俺にください」



「うん、いいよ」



「おいおい、真理。軽くないか?少しは反対しないと…」



「これは気にしないで。素直じゃないだけだから。私達は大賛成よ」



「ありがとうございます」





< 151 / 157 >

この作品をシェア

pagetop