【完】恋愛間違い注意報
厨房に入り、洗い物片付けをする。
私はバイトじゃないから、やることもいっぱいある。
姉は店長兼経営者だから私は実質店長のようなものだ。
毎日そうやって過ごす日々に満足してる。
大好きな仕事が出来るってのは本当に幸せだから。
「智沙、お疲れ様。いつもありがとうね」
「真理、今日は来てたんだ?」
「色々売り込んできた帰りなのよー。全くへとへとよ。智沙も大変でしょ?」
「んーまあ、楽しいからね」
私の姉、春坂真理(ハルカサマリ)は今年三十路を迎える。
永遠の師匠で今生きてる2人の身内の1人。
「さて、帰りましょう」