【完】恋愛間違い注意報
超接近?でも…
プルルルル、プルルルル
慌てて携帯を見れば、葵さんの名前があって、緊張しながら電話を取った。
『はい』
『こんばんは、智沙ちゃん。何回かかけちゃってごめんね…忙しかった?』
『いえ、ウトウトしてただけですよ』
『寝不足?』
『昔から寝付きが悪いんですよ。もう慣れっこです』
『そっか、俺が子守歌唄おうか?』
『それは冗談ですよね』
クスクス笑って、当たりなんて言われた。
4人で会ってからは、電話を毎晩のようにしていた。
まるで、恋人のように。
って思ってるのは私だけだろうけど。
ともかく、普通に話せるようになってきた。