【完】恋愛間違い注意報
プルルルル
突然私の携帯が鳴ってビクッとしながらも電話を取る。
「はい、『お菓子の家』です。いつもお世話になっております。」
そう、これはパン屋の携帯。
『お菓子の家』ってのが、お店の名前。
副店長だから?こういう仕事もするの。
「あーえっ!今日?うんうん…了解ですー。んーまあいいよ。じゃあ荷物よろしくね、はーい」
「どうしたの?」
「ちょっと用事が出来ちゃって…でも多分行き先は同じ」
「じゃあ…コックさん?」
「…そういうこと」