斎宮物語

「まだ老中にも、誰にも言っておらぬがの。
2人…いや、3人だけの秘密じゃ。」

「はい。」

上様は、私のお腹に触れた。

空は真っ暗。

廊下にある灯りは薄暗く。

輝くものは、あの美しい朧月と、

上様だけ。


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