斎宮物語

「上様、上様は何も悪くないのです。
上様、上様が私を見初めてくださったこと、私は感謝しております。
私には無縁と思っていましたけれど、こうして上様にお会いできている…。
それだけで、幸せにございますよ。
謝る必要など、どこにありましょう。」

私は思っているままを、上様に伝えた。


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