斎宮物語

お喜世の方が、鍋松君をお生みになられたこともあってのことだろう。

お茶の順番は、その後、お須免の方、お古牟の方だった。

私、斎宮は最後。

まぁ、新参者だし、町娘だし、仕方がないか。

私は、教えられたとおりに、お茶を飲んだ。


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