サッカー恋

アタシはとりあえず
保健室に向かった。

ドアの前で涙をふく。

『失礼します...
ちょっと体調悪いんで
休ませてもらって
いいですか?』

「いいわよー」

先生からは案外簡単に
許可を得た。

『はぁ.....』

ため息しか出ない。

何やってんだろ....
絢香失っちゃった...
小学校からの親友なのに。
元にもきっと嫌われた
だろうな...

絢香と元付き合うのかな?

もう絢香アタシと帰って
くれないのかな?

考えてる内に涙がまた
出てきた。






1限目の終わりのチャイムが
鳴った。

「もう大丈夫?」

『はい。ありがとう
ございました』

アタシは保健室を出て
教室に戻った。

正直きつい。

だって後ろには絢香が
いるし絢香の隣には
元がいる。

ガラ!!!!!

教室に入ると絢香と元と
陵くんが楽しく
話していた。

なんだ....
誰もアタシなんかに
心配してないか。

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