サッカー恋
下を向きながら席に
つく。
「可奈!!!!!」
やっと絢香が気付いた
らしくアタシに話し
かけてきた。
何?
さっきまで笑顔だったのに
いきなり悲しそうな顔
なんかして。
『何?』
「さっきはごめん。
でも何で怒ってるか
わかんない」
『別に怒ってない』
「怒ってんじゃん!!」
『怒ってないって
言ってんじゃん!!!!!
言うけどさ絢香アタシの
こと何もわかってないよ』
「おいおい、二人とも
落ち着け。
とりあえず今はみんな
静まりかえってしまったから
放課後話そ」
『話すことなんてない』
「どしたんだよ、可奈!!
とりあえず放課後話そう」