サッカー恋
てか元の私服良すぎ!!
サッカーって感じの
服だった。
サッカー凄くスキなんだな。
やっぱアタシ元が
スキだ。
もう意地張るのやめよう。
「元!!!!
昨日のお笑いみた?」
「見たで!!
ばりおもろかったよな!!」
「もう最高やあ!!」
「やな!!!!」
絢香と元が盛り上がって
いた。
胸が痛くなる。
その日はほとんどが
絢香と元。
アタシと陵くんペアだった。
「次どっか行く?」
『ごめんアタシ用事
あるし帰るね』
「送ろか?」
元が聞いてきた。
本当は送ってほしい。
だけど絢香もきっと
元が好きだ。
絢香を失うのはいやだ。
『いいよいいよ!!
じゃあまた月曜日ね』
アタシは無我夢中で
走った。
部屋に入った途端
涙が出てきた。
好きって認めた瞬間
終わっちゃった。
馬鹿だなあ。
アタシ。
♪♪♪♪♪ー
『誰?』
~大丈夫か?
体調悪いのか?
気づいてやれなくて
ごめんな~
メールは元からだった。
~ありがとう。
でも本間に用事やから~
~そっか。ならよかった。
今日はあんま喋れなかったな。
月曜はいっぱい喋ろうな~
アタシはそこで携帯を
閉じた。
返したくない。
きっとその言葉は絢香にも
言ってるから。