僕の殺人日記《記録》
下手に慰める事をあえて僕はしなかった。
落ち込んでいる時にいくら慰めたって辛く苦しいのは変わらない。
『慶太郎君、今日は帰るけど明日学校休んで朝から来るよ。久しぶりに二人で映画行こう』

慶太郎君はコクリと頷いた。心配だったけどまた明日と約束して僕は家を出た。

今から紗理奈に会いに行こう…。
僕は紗理奈を殺したいと思っていた。
慶太郎君を苦しめる奴は僕が許さない。

紗理奈の携帯を鳴らし呼び出した…。
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