僕の殺人日記《記録》
それはいきなり現れた。
〃もう殺したくない〃と いう感情。だけど一方では早く誰かを殺して本当の自分に戻らなきゃと思っている
(くそっ…何なんだよ)
僕ははやり場のない感情と葛藤を繰り返していた。

また誰かを殺せば落ち着くはずだ。

僕は夜中になるのを待ち公園へと向かった。土曜日だからきっとカップルが多い。

思った通りだった。
都合よく一組だけベンチに座っている。

僕は身を潜めその時をじっと待っていた。
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