僕の殺人日記《記録》
ベッドに入ったのはもう明るくなりかけてからだった。

僕は自分の手を眺めていた。この手で沢山殺ってしまったんだ…

何故僕は殺すんだろう?
慶太郎君…君に会いたいよ。
もう僕を癒してくれる人は居ない。

君は死んだりしちゃいけなかったんだ。
慶太郎君が望んでくれたら、僕だって一緒に逝ったのに。

1人だけで亮君の元へ逝ったんだね。


ああ…そうだ、僕は亮君に謝らなくちゃならない。

きっと許してはくれないだろうな…。

きっと…。
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