僕の殺人日記《記録》
『お兄ちゃん、もっと食べてよ、今日は美紀だって手伝ったんだから!』
ふと我に返った
『ありがとう、母さん…美紀』
そう告げるのが精一杯だった。
母さんや美紀に手を出さないうちに僕は決断を急がなければならない。
そしてこの先二人が平穏に暮らせなくてはならない。

そのためにどうするべきなのか…
選択は2つある。

でも今だけは何も考えずこの愛しい家族と楽しもう
『母さんも美紀も僕の倍食べてるよ』
皆で大笑いした。
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