僕の殺人日記《記録》
崩れた山肌に覗いた今にもおちそうな大きな岩。
これが落ちたらきっと亮君潰れちゃうよね。
僕はワクワクしながら自分が落ちないように岩の回りの砂を木の枝で掘り出した。

あっというまに岩がグラグラし出した。

後は岩の後ろへ回り思い切り押したら終わり。
僕はもう一度下を覗いてみた。亮君が少し移動している。
何だよ、何で動いてるんだよ、亮君。

遠回りだけど一度下へ降りよう。
< 13 / 136 >

この作品をシェア

pagetop