僕の殺人日記《記録》
久しぶりの里奈の笑顔だった。
駅前の公園のベンチに座り僕は里奈に話した
『ごめんよ…もう僕達は会わない方がいいと思うんだ。』

里奈は少しだけ涙を浮かべて
『うん…大輔君、分かった』
そう言ったんだ。そしてそのまま里奈を送るはずだったんだ。

里奈の後ろ姿を見た時自分の中でスイッチが切り替わった。

僕は里奈を殺さない!殺したくなんかない!
そう思っているのに背後から里奈の口をハンカチで押さえ胸を何度も何度も刺している自分がそこにいた…。
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