僕の殺人日記《記録》
あてもなくフラフラと歩いていた。

自分がやるべき事を選ばなければならない。
一つはこのままいなくる事だ。そうすれば家族を殺さなくてすむ。
その代わり殺人の放浪は続いてしまうだろう…。でも僕はもう一つの方を選んだんだ。


ふと慶太郎君の優しい顔が浮かんだ。

僕はうちへは帰らず裏山に向かった。

裏山へ行けば何だか慶太郎君と亮君に会える気がしてならなかったんだ。

僕が亮君を殺し慶太郎君が首を吊った場所にいつの間にか着いていた。
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