僕の殺人日記《記録》
亮君の後頭部が潰れて当たり一面血の海だった。

『亮君!』

返事がない。よくわからない。
僕は亮君のすぐ側まで見に行く事にしたんだ。雨だから余計にそう感じたのか、顔は土にめり込んでるのか潰れたかは分からない。

そうだ!カブトムシ早く捕まえなきゃ。
僕は亮君にバイバイして仕掛けに向かった。
結局カブトムシは一匹もいなくてクワガタが三匹だけだった。

慶太郎君喜んでくれるかな?もう頭の中は亮君を殺した事なんてなかった。慶太郎君の喜ぶ顔しか思い浮かばなかった。

さて雨もひどいし帰ろうっと。
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