僕の殺人日記《記録》
校舎の屋上。
慶太郎君はまだお弁当を食べていた。
僕はお腹痛いからトイレ行ってくるとその場を離れていた。
怪しむ訳じゃなく
『治った?』
とニコニコ笑っている。
『もう平気だよ。』
僕も母さんの作ったお弁当を急いで食べた。
暫くゆっくりしてチャイムが鳴った。
教室に早川の姿がない事にまだ誰も気付かない。先生も。まだ初日だもんな…仕方ないか。そう思っているとようやく
『先生、早川さんが居ません』

誰かが言った。

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