僕の殺人日記《記録》
夜中の港は全く人気がない。
『先生僕コーヒー買って来ます。ホットでいいですか?』
『おっ、さんきゅ!』僕は立ち上がり歩き出した。
見渡すとフォークリフトの横にチェーンが置かれていた。2メートル位だろう。

僕はコーヒーを買わず変わりにチェーンを持って戻った。

波の音で足音が消され林は僕に気付かない。
携帯をいじっている。
チェーンをバットのように林の頭目掛け力の限りふった。

林は振り返る事もなく倒れた。

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