僕の殺人日記《記録》
夜中2時に父さんが帰宅した。僕は静かに居間の側まで行った。
『いい加減にしろ、俺は疲れてるんだ』
父さんが言う。母さんは泣きながら父さんに言い返す
『知ってるの。会社の女の子でしょ?藤本かおり。お願いだから浮気で終わらせて!』
僕の心臓がバクバクし出した
『大輔も無事進学校へ入れた。もう役目は果たした。離婚する意志に変わりはない』
父さんはとても冷めた言葉を母さんに浴びせている。

幸せが音をたて崩れていく…。
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