僕の殺人日記《記録》
部屋へ戻った僕はかなり動揺していた。

こんな事初めてだ。何故だろう?いくら僕でも家族の事になると冷静でいられない。

ああ、そう言えば美紀がイジメにあった時も僕は家族の平穏を守って美紀を助けたんだった。

でも今こんなに動揺してるのは相手が両親で僕や美紀が入り込めるような段階じゃないからだ。

僕は一体どうすればいいんだろう…。

そしてもう一度階段をそっと下りて居間を覗いた。
母さんが一人で泣いてる。
< 60 / 136 >

この作品をシェア

pagetop