僕の殺人日記《記録》
トイレを済ませた僕はお礼を言うと〃藤本かおり〃は立ち上がった…。

?妊娠している!

間違いない。

座っている時は分からなかったが確かにお腹が膨らんでいる
『気をつけて帰って下さいね』
優しい笑顔で見送ってくれた。
僕は軽く会釈すると会社を後にした。

怒りは〃藤本かおり〃ではなく父さんへ向けられていた。

今まで抱えた事のない怒りが身体中を震わせた。

父さん、あなたを許さない。

絶対に。
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