僕の殺人日記《記録》
今夜も父さんは遅い。
もしかしたら帰らないかもしれない。

そう思いながら僕はガレージの中で身を潜めていた。

午前3時シャッターが開き父さんの車がバックで入って来た。

父さんはいつもガレージの中の扉から家へ入る。だからシャッターを閉めるとガレージは密室だ。

暗闇の中僕は父さんの背後に立った
『父さん…』
びっくりして振り返り微笑んだ父さんの胸にナイフを刺した。

父さんはまだ反応せず微笑んだままだ。
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