僕の殺人日記《記録》
17歳・後半
デートの帰りに僕は里奈を駅まで送った。
帰り道信号が変わった事に気付かずお婆さんが横断歩道に身を乗り出した。
僕は咄嗟に飛び出しお婆さんを後退りさせた
『おばあちゃん、信号ちゃんと見なきゃ危ないよ、ね?』
お婆さんは僕の手を握り涙を流し感謝した。
僕はハッとした。もしかすると自分が車に跳ねられたかもしれないのに…
いつもの僕ならきっと助けたりせず楽しんで見ていたはずだ。
自分のした事なのに僕は混乱していた。
帰り道信号が変わった事に気付かずお婆さんが横断歩道に身を乗り出した。
僕は咄嗟に飛び出しお婆さんを後退りさせた
『おばあちゃん、信号ちゃんと見なきゃ危ないよ、ね?』
お婆さんは僕の手を握り涙を流し感謝した。
僕はハッとした。もしかすると自分が車に跳ねられたかもしれないのに…
いつもの僕ならきっと助けたりせず楽しんで見ていたはずだ。
自分のした事なのに僕は混乱していた。