僕の殺人日記《記録》
僕は自分の頭の高さまで石を持ち上げると手を放した。
〃グチャ〃
っと頭蓋骨の砕ける音が静かな公園に気持ちよく響いた。

浮浪者は一瞬海老のようにのけ反り身体をピクピクしながら死んでいった。
この瞬間が僕はたまらないんだ。

ワクワクして本当に絶頂に似た気持ち良さが全身を包み何とも言えない。
6歳の頃からいつも殺るたびに感じるんだ。
明るくなる前に帰ろう。母さんが起きる前に。
僕は心地よい疲労感に包まれていた。
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