糸〜運命の赤色〜

七Side


「…はぁ……」

「七ーため息ばっかつかないの!」


莉子が、でこを叩く。


「痛いなぁ」



普通の女の子なら笑いながらいうセリフ。


でも、私にはそれが出来ない……。



「七?いつもより顔色悪いよ??」

「本当…?朝からだるかったんだよね……」

「まぁ、土曜日なのに学校だもんね。
誰だってだるくなるよ!」
「だよね。」


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