糸〜運命の赤色〜

「…そういえば、ここどこ?」


莉子に尋ねた。

私は、学校でだるくて突然で目の前が真っ白になったんだったっけ?



いろいろ考えていると…

「あんた倒れたの。熱がかなりあって、保健室では、面倒見切れないって病院に運ばれたんだよ。」


莉子が教えてくれた。


「今、何時?」


「今は…」

と言いながら、ケータイを開く莉子。

「18時35分だよ。」

パタンとケータイを閉じて、私に微笑んだ。


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