イジワル王子とお姫様
いつも朝は後ろ姿だけど…今日はまともに真正面だよおぉ
あまりの嬉しさに半泣きな顔で杏を見るけど、ハゼくんとの会話で盛り上がって、ナツキくんにも私の視線にも全く気づかない
そこで、銃士くんがナツキくんを押し出すように席に座らせる
「最後の一人来ました~。駿河夏樹でーす。補習組でお疲れ気味なんで、女子の皆さんあんまり近づかないよーに」
銃士くんが笑いながらナツキくんをみんなに紹介すると
「うるせっ」
ナツキくんも笑って席に着く。笑顔のまま正面のマーコと目が合って、マーコも思わず笑顔になってる。そりゃ、そーだよね…。ナツキくん、無表情の時はすっごく怖いけど、笑顔最高なんだもん
この間、私に「どけ」って言った顔とは、全く別人
笑顔が自分に向けられたものじゃないのと、今日どう話しかけていいのかを考えると胸がキュウッとなった
あまりの嬉しさに半泣きな顔で杏を見るけど、ハゼくんとの会話で盛り上がって、ナツキくんにも私の視線にも全く気づかない
そこで、銃士くんがナツキくんを押し出すように席に座らせる
「最後の一人来ました~。駿河夏樹でーす。補習組でお疲れ気味なんで、女子の皆さんあんまり近づかないよーに」
銃士くんが笑いながらナツキくんをみんなに紹介すると
「うるせっ」
ナツキくんも笑って席に着く。笑顔のまま正面のマーコと目が合って、マーコも思わず笑顔になってる。そりゃ、そーだよね…。ナツキくん、無表情の時はすっごく怖いけど、笑顔最高なんだもん
この間、私に「どけ」って言った顔とは、全く別人
笑顔が自分に向けられたものじゃないのと、今日どう話しかけていいのかを考えると胸がキュウッとなった