イジワル王子とお姫様
「何?今の…」


杏が唖然として、銃士くんに問いかける


「あぁ。あれ、ハゼのお決まりだから。合コン時オレらよくやんの。杏ちゃんバージョン、今からオレがやろっか?」


「えーっ!やめてよ、恥ずかしい」


銃士くんは笑って杏の頬をつついてる。仲のよろしいコトで。あぁ…何で私だけこんな目に遭わなきゃなんないのぉ?


落ち込んでると、ナツキくんが横から私の肩を揺さぶる


「嬉しくねーんだ?」



「う…嬉しいわけないよ。あんなの、みんなのさらし者じゃない。ナツキくん…何でそういう事するわけ?ひどいよ」


ナツキくんは私の肩から手を外すと、頬杖ついてさっきみたいにまた私の顔を覗き込んだ
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