イジワル王子とお姫様
そして…しばらくすると、腕組みして、上から下まで舐めるように彼は私を見る
「いや…通ってたけど。だから、それが何?」
やっぱり。だから何?って言われると思った
でも私だって、その次に続ける言葉ぐらい考えてるんだから
「私も同じ幼稚園だったの!更科桃香って、覚えてない?あのね、私ずっと…」
そこまで言うと、ナツキくんは目を瞑ってしまう
…あれ?どうしたんだろ
「んんっ…」
「あの~、ナツキくん?聞いてる?あのね」
「悪いっ!!…まるっきし覚えてねぇ」
…うそ
うそだぁ!?
「いや…通ってたけど。だから、それが何?」
やっぱり。だから何?って言われると思った
でも私だって、その次に続ける言葉ぐらい考えてるんだから
「私も同じ幼稚園だったの!更科桃香って、覚えてない?あのね、私ずっと…」
そこまで言うと、ナツキくんは目を瞑ってしまう
…あれ?どうしたんだろ
「んんっ…」
「あの~、ナツキくん?聞いてる?あのね」
「悪いっ!!…まるっきし覚えてねぇ」
…うそ
うそだぁ!?