イジワル王子とお姫様
「あんたみたいなタイプ、一番苦手な筈なんだけどな。でも意外とおもしれぇし、女避けにはちょうどいいか」


ナツキくんの一言に、トロけかけた脳が一気に覚醒する


…女避け?


「ウンザリしてんだよ。駅で見て好きになったとか、会った日にコクってくるヤツとかさぁ


いちいち相手すんの面倒だから、女いる事にした方がマシだろ


あ、言っとくけど。オレがあんたを好きになるかは、分かんねえから」


…へ?


ナツキくんはそう言うと、ハゼくんをチラッと見た


「おい、ハゼー」


うわ…今度は何?!
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