イジワル王子とお姫様
タッタッタッ…
何の因果か、あれから毎朝走り続ける私たち
杏と銃士くんは、始めはペラペラ喋りながら走り
いつも途中で杏のペースが落ちて、銃士くんが合わせて速度を緩める
私とナツキくんは、特に会話を交わすでもなく…
ただただ、無言で走り続ける毎日だった
ハゼくんにナツキくんが『オレがもらっていー?』発言をした後も…特に彼女っぽい扱いを受ける事もなく
もちろんデートに誘われる事もなく…
この朝練の後、4人で仲良く登校するだけ
いつまで続くんだろ、この関係
斜め後ろにいるナツキくんをチラッと見る。彼はたいして息をきらす事なく、綺麗な顔のまま走っていた
何の因果か、あれから毎朝走り続ける私たち
杏と銃士くんは、始めはペラペラ喋りながら走り
いつも途中で杏のペースが落ちて、銃士くんが合わせて速度を緩める
私とナツキくんは、特に会話を交わすでもなく…
ただただ、無言で走り続ける毎日だった
ハゼくんにナツキくんが『オレがもらっていー?』発言をした後も…特に彼女っぽい扱いを受ける事もなく
もちろんデートに誘われる事もなく…
この朝練の後、4人で仲良く登校するだけ
いつまで続くんだろ、この関係
斜め後ろにいるナツキくんをチラッと見る。彼はたいして息をきらす事なく、綺麗な顔のまま走っていた