甘い甘いケーキはどう?[2]
★短編集も完結★
俺は真菜の小さな手を握った。
「真菜?
俺…年下だし、高校生で頼りないかもしんねぇけど、ずっと一緒にいような?」
「うん!!
でも…蒼斗くんは私より7つも年下だけど、私なんかより全然しっかりしてるし、頼り切ってるよ?」
「ありがと…俺、真菜を守るから…」
うん、と優しく笑った顔にキスをした。
口内にゆっくり舌を入れる。
さっきデザートで食べた真菜が作ったケーキの味…
「……ふっ……んっ…」
ケーキに負けない
真菜の甘い声が部屋に響く。