冬の華
一定の距離で止めたまま、

「分かるか?
力の差が…
俺の霊力の塊を凝縮してブリト状にする」

掌の中央に合った光が形を変えて小さくなっていく。

「この弾丸を一発ぶち抜けば…、お前は消滅する」

再び光の弾は形を変えて
紐状になっていく。

「流石にそれはヤバいから…。
この紐で縛りあげ…この辺にでも吊り下げとくかな?」

逃げられない状態で必死に足掻くヤツを俺は傍観し続けた。

「そのうちお前より力の強いヤツに喰われて終わりだ。
俺は消滅させられないがいずれ…勝手に消え失せるだろう?」

言葉に因る
拷問なんだろうけど…。

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