冬の華
明かりの消えた彼女の部屋

「鍵掛けてあるじゃん…」

俺に対する防衛に
苦笑いを浮かべる。

確かに毎晩はキツかったか…。

日に日に感度も高まり
俺の愛撫に対する感応も
速くなっていった。

激しく突き動かし与える悦びに
意識を手放すまで耐え忍ぶ。

彼女の思念が
俺の中に入り込む為か、
今までと比べようもない
快楽に高揚し抑制出来なかった。

「今日は…諦めるか…」

俺の嘆きに

《補充しておけ!》

逸速くワンダが反応する。

補充って…。
俺は欲求解消の為に
彼女を抱く訳じゃない!

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