冬の華
真愛を魔妖が襲う…。

「だが…
お前は女の気を吸収しなければ、一瞬にして餌食となり喰われて…消え失せる。
女を犠牲にするか…
自分を差し出すか…
二つに一つだ」

俺が真愛を危険に晒してんじゃん

そんなの…
考えるまでもなく決まってる!

「俺が…
「然しお前は!」

俺の答えを遮り
ヌルが付言する。

「忘れるなお前はハデスの息子だハデスが絶えるとは世界の滅亡を意図する」

一人の女か…
冥、魔、妖、天、下…地

全ての生命か…。

突き付けられた選択肢は
その二択のみ…。

「迷う必要など無い!
お前の運命を受け入れるのみ…。孤独感など直ぐに慣れる」

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