冬の華
俺の気が真愛を守っていく?

「本当か?」

ワンダは俺の直視を受け。

《間違いありません》

頷いたのも束の間。

《ですが…
今の真愛には気質が混在しており危うい状態であることに変わりはありません。
零稀様の気は確かに真愛の中にも滞在しておりますが真愛の気も又存在してますのでどちらも主張を押し付け合っているに過ぎず…》

「下らん!
お前が未熟に他ならんのだぞ!
中途半端に欲しおって…。
お前に女の気が必要であることに変わりないのだ。
空になるまで吸い尽くせば良い!足りぬのなら他を探すまでだ」

ヌルが決定打を放つ。

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