冬の華
ベッドでそのまま覆い被さる俺を

「待って!
もうしないんじゃないの?」

真愛は押し退け様とする。

「しない?って何を?」

抵抗する真愛の裾から手を忍ばせ

「だから…こういうこと!」

彼女はその手を掴み押し戻す。

「これは約束を守らない真愛へのお仕置きだろ?」

「お仕置きなんて要らない」

真愛の力で
押し止められる筈もなく
俺の手は真愛の背へ移動する。

「お仕置きは必要だろ?
それを決めるのは真愛じゃない」

「ヤだ!私悪くないもん!」

白い膨らみはその役割を放棄し、布切れと化したそれから溢れる。

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